手術支援ロボットdaVinci®による腎部分切除術

ロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術

腎腫瘍の治療で大切なのは、まず良性、悪性の鑑別をしっかりと行うことです。

CTやMRI、エコーなどの画像診断を用いて良悪性の鑑別を行い、悪性の可能性が高い場合には治療が必要で、手術の適応となります。しかし、すでに転移がある場合には薬物療法を検討することとなります。

手術には腎部分切除術と腎摘出術があります。腎部分切除術では腫瘍とその周囲の組織のみを摘除するだけなので、正常な腎臓の大半が温存されます。

一般的には、可能であれば腎部分切除術を行い、少しでも腎臓の機能を残すことを目標とします。当院ではサイズが7cm程度まで(Ⅰa-Ⅰb期)は部分切除術を積極的に施行しております。他院で腎摘除を勧められた場合でも、当院では部分切除が可能と判断する場合もありますのでぜひご相談ください。

腎摘除は腹腔鏡下またはロボット支援下に、腎部分切除は原則としてロボット支援下または腹腔鏡下に行っておりますが、時に開腹手術をお勧めする場合もあります。ロボット手術を含めいずれも保険治療の適応ですが、最終的に手術方法は担当医と患者様とのご相談の上で決定しております。

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