最新機器のご紹介

最新型血管撮影装置導入について

血管撮影装置Artis zee BA PURE

当院では血管領域の検査・治療を行うため、2017年8月よりバイプレーン機能搭載の血管撮影装置Artis zee BA PURE(シーメンス社)を導入し稼動しております。 Artis zee BA PUREは全身対応型で最先端の被ばく低減技術が数多く搭載されていますので、安心して検査・治療を受けていただけます。以下に製品の特長をご紹介いたします。

[1]患者さまに安心を提供

様々な被ばく低減機構を複合的に組み合わせることで効果的な低線量化を実現するシーメンス独自の被ばく低減プログラム「CARE」、高画質を実現する多彩なアプリケーションを統合した先進の画像処理エンジン「CLEAR」。最先端の被ばく低減技術を数多く搭載されているので、安心して検査を受けていただけます。

画像処理エンジン「CLEAR」,画像処理エンジン「CLEAR」

[2]術者に高画質な情報を提供

ステントを見やすくするための高度な画像処理を行うことでステントの位置を容易に把握でき、病変部に適切に留置するのを補助することで治療精度が格段に向上しました。また脳動脈瘤をコイルと呼ばれる詰めもので破裂を未然に防ぐ治療においても、術前のCTやMRI検査よりも精密な三次元画像を血管撮影室で撮影・解析でき、最適な治療法をその場で確認することが可能です。

処理前画像,ステント強調処理画像,脳動脈瘤の3D画像

最新型MRI導入について

当院では2023年3月より、千葉県第一号機となるMRI装置(シーメンス社・MAGNETOM Sola)を導入し、さらに精度の高いMRI検査が可能となりました。
以下に装置の特長と新たに可能な検査や技術について挙げさせていただきます。

最新型MRI導入

高速撮像機能の充実

パラレルイメージング、同時多断面励起法、圧縮センシングという3種類の高速撮像法を装備し、微妙なコントラストを維持しつつ、非常に大きな高速化が可能となります。MR検査における患者さまの拘束時間の短縮と効率化を両立させる技術です。

高速撮像機能の充実 高速撮像機能の充実

AI(人工知能)による画質改善と撮像時間短縮

人工知能による画像処理によりノイズ低減と超解像処理が可能になります。これにより検査時間の短縮と高分解能化が行え、患者さまの負担低減と3T-MRIとの併用運用する際の検査枠の偏りの解消が期待できます。

AI(人工知能)による画質改善と撮像時間短縮 AI(人工知能)による画質改善と撮像時間短縮

心臓検査機能の充実

人工知能サポート機能により、位置決めやパラメータ調整が自動化されます。また、レーダー型心拍同期で電極貼りの手間や患者さまの不快感が一掃されかつ、自由呼吸下での撮像機能が可能となります。

心臓検査機能の充実

マルチスライスCT導入について

当院では2023年1月より、千葉県第一号機となるマルチスライスCT装置(シーメンス社・SOMATOM Force)を導入し、さらなる検査精度向上、被ばく低減が可能となりました。
以下に装置の特長と新たにできることを挙げさせていただきます。

SIEMENS SOMATOM Force

SIEMENS SOMATOM Force

シーメンス社の最新型2管球(192×2スライス)CTの特長

[1]2組のX線管と検出器による超高速スキャン

2組のX線管と検出器による高速二重螺旋スキャン(Turbo Flash Spiral)が可能になります。0.25秒のガントリ回転速度の実現により、737 mm/sによる最速のスキャン速度を実現しました。胸部から骨盤腔までの撮影であれば1秒程度で撮影が終了することも可能です。この機能により、体動のある患者さまや呼吸停止のできない患者さまの画像診断能が大幅に向上されることが期待されます。

2組のX線管と検出器による超高速スキャン

また心臓撮影では、2管球搭載のため、66msという高い時間分解能を有していますので、今まで検査不可であった高心拍の患者さまであっても心臓検査を行って頂けるようになります。

2組のX線管と検出器による超高速スキャン

[2]画像劣化を伴わない被ばく低減

可能な限り低侵襲の検査を目指して開発されたX線管球VECTRON Tubeは、低侵襲なCT検査を実現する大管電流、スモールフォーカス、そして、多彩な管電圧設定を可能としたX線管です。 70kV、80kV、90kVの各管電圧においては、最大2 x 1300mAの管電流を実現しており、被検者の体型や検査内容を問わない低管電圧撮影を実現できます。管電圧は70kVから150kVを10kV間隔で選択することができるため、臨床目的に応じた最適な管電圧を正確に選択できます。

また本機はTin(スズ)Filterを採用することで、一般的な胸部レントゲン撮影(0.1mSv~0.3mSv)と同等の実効線量でCT検査を可能とするX線スペクトル変調技術を搭載しています。低被ばくで小さな病変を見逃すことなく検査を行うことが可能になります。

画像劣化を伴わない被ばく低減

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