言語聴覚療法

言語聴覚療法(Speech Language Hearing Therapy)

当院では、主に失語症や構音障害によるコミュニケーションでお困りの方や、高次脳機能障害で日常生活や社会復帰に難渋される方、摂食嚥下障害で口から栄養が摂れないことや、食べる楽しみが減ってお困りの方などに評価や治療を提供させて頂いております。
特に摂食嚥下障害領域におきましては、脳卒中や肺炎、整形疾患・消化器・循環器・血管系の術後などを対象とし、入院後や術後翌日などから早期に介入し、飲み込みの評価から内服や水分、食事が行えるかどうか判断し、改善に向けた多職種との連携や低周波機器の使用なども含めて治療を行なっております。また、歯科医師や主治医と連携し、嚥下造影検査(VF)を行なっております。同時に生じやすい栄養面の課題に対しては栄養サポートチーム(NST)があり、チームで支える体制が整っております。
高次脳機能障害やコミュニケーション障害でお困りの方々に対しては、急性期から回復期まで継続してその方らしい日常生活や社会参加の実現を目指し、様々な検査だけでなく日常の生活場面に必要な課題に対し、生活場面で治療を提供させて頂いております。その後、ご自宅にお帰りになった後でもその方らしい暮らしの実現に向けて、外来リハビリや訪問リハビリでリハビリを継続できる体勢をとっております。
また、障害等により意思の表現が困難な方に対しても、ご本人の想いや考え、価値観等を聴取できるトーキングマットを用いて意思決定支援策を考えるよう取り組んでおります。

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