放射線科

放射線科基本方針

1.  患者様を中心に患者様の立場で対応いたします

2. 高度な医療サービス提供のため努力いたします

3. チーム医療の一員として行動いたします

4. 安全確保のため適切な行動をいたします

5. 患者様のプライバシーを厳守いたします

 

施設認定:
医療被ばく低減施設認定〈平成27年5月取得〉
マンモグラフィ検診施設画像認定〈平成25年5月取得〉

スタッフ

                      令和8年4月1日現在

放射線科医15名(常勤2名、非常勤13名)
診療放射線技師35名(常勤 男性18名 女性15名、非常勤 女性2名)
受付職員 1名

認定:
〈第1種放射線取扱主任者〉  1名
〈医学物理士〉  1名
〈放射線治療認定技師〉  1名
〈放射線管理士〉  11名
〈放射線機器管理士〉  9名
〈医療画像情報精度管理士〉  2名
〈臨床実習指導教員〉  3名
〈画像手術支援認定技師〉  1名
〈被ばく相談員〉  1名
〈検診マンモグラフィ撮影認定放射線技師〉  5名
〈ピンクリボンアドバイザー初級〉  2名
〈X線CT認定技師〉  3名
〈肺がんCT検診認定技師〉  1名
〈胃がん検診専門技師〉  2名
〈胃がんX線検診技術部門B資格検定〉  2名
〈Ai認定診療放射線技師〉  1名

aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa令和8年4月1日現在

設置機器

X線単純撮影装置 4台
MRI装置 3台
CT装置 4台
血管撮影装置 3台
X線TV装置 2台
乳房X線撮影装置 2台
歯科用X線撮影装置 2台
骨密度検査装置 2台
ポータブルX線撮影装置 4台
外科用X線装置 3台
FCR装置 1台
FPD装置 14台

 

MRI

 

MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像装置)とは、電波と強力な磁石を利用して体内の臓器や血管を撮影する検査です。脳や脊椎、乳房、前立腺などの描出に優れ、検査時間は15~30分(造影検査は40~50分)です。
CT検査と大きく違う点は放射線を使用しないので被ばくがなく、骨の影響を受けないため鮮明な画像を得ることができます。また、造影剤を使用することなく血管像(MRA)や胆管、膵管(MRCP)を描出することができます。

当院では、GEヘルスケア社製3テスラMRI装置SIGNA pioneer、シーメンスヘルスケア社1.5テスラMRI装置MAGNETOM Sola、シーメンスヘルスケア社1.5テスラMRI装置MAGNETOM Alteaの3台で検査を行っています。
パラレルイメージング、同時多断面励起法、圧縮センシングという3種類の高速撮像法を装備し、微妙なコントラストを維持しつつ、非常に大きな撮影時間の短縮が可能となりました。また人工知能による画像処理によりノイズ低減と超解像処理が可能になり、画像の高分解能化も実現しています。

 

CT

CTとは

CTとはコンピューター断層撮影(Computed Tomography)のことで、X線とコンピューターを用いて体の輪切りの画像を得ることができる装置です。一般撮影で得られる画像は、一方向からのX線が透過してできる重なりの画像に対し、CT検査で得られる画像は、大きな穴に体を通し周囲からX線をあて、それぞれの方向からのX線をコンピューターで処理することにより輪切りの画像を作成しています。
当院では検査精度向上のため、2017年9月にシーメンス社製128スライスCTを導入、2021年10月にシーメンス社製64スライスCTを導入、2023年1月にシーメンス社製192スライスデュアルソースCT、2024年11月にシーメンス社製128スライスCTを導入しています。
新しい機種の導入により撮影速度・撮影精度が飛躍的に向上し、心臓など動きの大きい部位に対しても診断能の高い画像を提供できるようになりました。また被ばく低減機能も有しており従来のCTより大幅な被ばく低減が期待されます。

撮影した画像は基本的には上図左3枚のような横断像の画像で診断を行いますが、検査目的によっては画像を専用の装置にて再構成して上図右1枚、下図4枚のような3D画像を作り、立体的に体内を観察し診断・治療に活用することもあります。
検査時間は約3~15分です。ベッド(寝台)上で寝ているだけで撮影が終了いたしますが、撮影部位によっては呼吸を止めていただく場合もあります。撮影時は普通の写真撮影同様に動いてしまうとブレた写真となりますので撮影中はできるだけ体を動かさないようにお願いしていますが、あまり意識しすぎるとかえって動きの原因になりますので、検査はリラックスしてお受けください。

マンモグラフィ

 

当院では基本的に女性技師が撮影を行います。

当施設のマンモグラフィ撮影装置は、SIEMENS社製・MAMMOMAT Inspirationおよび富士フィルムメディカル社製・AMULET Innovalityです。
乳房専用の上記X線装置やフィルムを用いて、乳腺の病変を描出する検査です。
他のX線検査と違い乳房は柔らかい組織でX線吸収差が少なく、圧迫しながら撮影するのが特徴です。

 

圧迫をすることにより、被ばく線量が少なくなり、動きによるボケも防止できます。また乳腺を平たくのばすことにより、他の検査では難しい小さながんを描出することが出来ます。
圧迫の際には多少の痛みがともないますが、良いマンモグラフィ撮影のため、どうしても必要な事です。
撮影中の少しの間、我慢をお願い致します。

現在、欧米では乳がん死亡率は低下傾向にあり、マンモグラフィ併用検診の成果だといわれています。
厚生労働省は40歳以上の女性に対して、2年に1回のマンモグラフィと視触診の併用検診を推奨しています。(できれば年1回をお勧めします。)

 

一般撮影

当院の一般撮影装置は、富士フィルムメディカル社製のDR・CRシステムを使用しています。
一般撮影は、みなさんが撮影することが多く馴染み深い検査であり、胸部をはじめ腹部、頭部、椎体(頚椎・胸椎・腰椎)、骨盤、四肢など全身の撮影を行います。
X線を用いて体の中の様子を調べることができる検査で、病変や骨折などを診断するため、いろいろな体位、方向から撮影します。
現在ではX線の検出媒体のデジタル化が進み、スクリーン・フィルムシステムのアナログ系に代わってイメージングプレートやフラットパネルを使用するデジタル化によって常に安定した画像を提供することが可能となり、被ばく量も少なくなっています。イメージングプレートやフラットパネルおよびコンピュータ画像処理により骨部から軟部まで幅広い領域を描出することが可能となり、診断能の向上に役立っています。

   

透視撮影

透視画像で確認しながら撮影する検査です。

上部消化管の検査

バリウムという飲む造影剤を口から飲んで食道や胃・十二指腸の粘膜の様子をみます。

大腸の検査

注腸検査と言われています。胃の検査ではバリウムを飲みますが、腸の検査ではバリウムを肛門から管を使って注入します。腸の粘膜の様子をみます。

肝臓・胆嚢・膵臓の検査

・PTCD(経皮的胆管ドレナージ)
・ERCP(内視鏡的逆行性胆・膵管造影)

PTCDは直接胆道に針を刺し、そこから造影剤を注入し胆嚢や胆道の描出をするものです。
(黄疸の軽減や胆道の狭窄部位の検索ために行われます)

ERCPは口から内視鏡を入れ、造影剤を注入することによって胆嚢から膵管までの流れを追う検査です。
(内視鏡的所見、胆肝像、膵管増など各種の情報を得ることができます)

呼吸器の検査

・ブロンコスコピー(気管支鏡検査)
肺または気管支など呼吸器の病気を正確に診断するために、口または鼻からのどを通して気管支鏡を気管や気管支の中に挿入して内腔を観察したり、組織や細胞、分泌物などの検体を採取する検査です。

血管撮影

カテーテル治療とは、循環器領域では狭心症や心筋梗塞など、脳外科領域では動脈瘤や頸動脈狭窄疾患に対する治療法のひとつです。
従来は、開胸・開頭して行う外科手術が一般的でした。これに対し、近年著しい進歩を遂げているカテーテル治療は、手首や足の付け根からカテーテルと呼ばれる細い管を血管内に挿入し、狭くなった血管を広げたり動脈瘤を塞栓する治療です。開胸・開頭することなく治療が行えることで、患者さまにとってより痛みが少なく、入院日数が短縮され早期の社会復帰が可能となるなど、経済的負担も少ないことから、カテーテル治療は上記疾患の治療において主流となっています。

当院では血管領域の検査・治療を行うため、2017年8月に血管撮影装置(SIEMENS社製 Artis zee BA PURE)、2024年11月には血管撮影装置(PHILIPS社製 Azurion7 B12)、ハイブリッド装置(PHILIPS社製 Azurion7 C20)を導入し検査・治療を行っています。これらの装置は様々な被ばく低減機構を複合的に組み合わせることで効果的な低線量化を実現し、多彩なアプリケーションを統合した先進の画像処理エンジンを搭載し高画質を実現していますので、手技をより正確に安全に行うことが可能となっています。

処理前画像      ステント強調処理画像   脳動脈瘤の3D画像

右冠動脈        左冠動脈        脳血管

被ばく線量一覧

X線単純撮影における診断参考レベル(DRLs2025) 【mGy】

撮影部位 DRLs2025 当院における
被ばく線量
頭部(正面) 1.3 0.44
頭部(側面) 2 0.7
頸椎(正側面) 0.5 0.4
胸椎(正面) 1.8 1.06
胸椎(側面) 3.4 2.2
胸部(正面) 0.2 0.07
胸部(側面) 0.8 0.2
腹部(正面) 1.4 0.56
腰椎(正面) 2.5 1.86
腰椎(側面) 5.5 5.04
骨盤(正面) 1.7 1.09
大腿部 2 1.12
足関節 0.2 0.06
前腕部 0.2 0.04
0歳胸部 0.1 0.05
3歳胸部 0.2 0.07
5歳胸部 0.1 0.08
0歳腹部 – 0.05
3歳腹部 – 0.08
5歳腹部 – 0.11
乳幼児股関節 0.1 0.06
マンモグラフィ
平均乳腺線量
2.2 1.03

X線CT診断参考レベル(DRLs2025)

成人CTの診断参考レベル      (CTDIvol【mGy】DLP【mGy・cm】)

DRLs2025 当院の線量
CTDIvol DLP CTDIvol DLP
頭部単純ルーチン 67 1260 56.8 1032
胸部1相 11 430 8.82 383
胸部~骨盤1相 13 940 10.9 826
上腹部~骨盤1相 14 720 10 367
肝臓ダイナミック 13 1630 6.98 944
冠動脈 57 940 50.4 539.6

小児CTの診断参考レベル

1歳未満
DRLs2025 当院の線量
CTDIvol DLP CTDIvol DLP
頭部 27 460 25 435
胸部 2 50 1.3 21.9
腹部 2.5 70 1.5 29.4
1~4歳
DRLs2025 当院の線量
CTDIvol DLP CTDIvol DLP
頭部 34 610 32.7 588
胸部 3 80 1.4 33.6
腹部 3.4 120 2.7 96
5~9歳
DRLs2025 当院の線量
CTDIvol DLP CTDIvol DLP
頭部 44 810 29 541
胸部 4 120 1.6 46.9
腹部 4.5 180 1.75 56.8

診断透視参考レベル(DRLs2025)【mGy】

上部消化管

DRLs2025 当院の線量
透視・撮影 55 59

下部消化管

DRLs2025 当院の線量
透視・撮影 93 66

 

〈平成27年5月1日 医療被ばく低減施設認定取得〉

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