診療実績・病院指標
令和6年度 柏厚生総合病院 病院指標
■集計条件
- 令和6年6月1日~令和7年5月31日に退院した患者さま。
- 医療保険を使用された患者さま。(自動車賠償責任保険や労災保険、自費診療で入院された患者さまは含まれません。)
- 一般病棟に1日以上入院された患者さま。(回復期リハビリテーション病棟を算定する病棟のみに入院された患者さまは含まれません。)
■補足
- 規定により、患者数が10名未満の場合は「-(ハイフン)」で表示してあります。
- 年齢は入院日時点の年齢を基準としています。
-
平均在院日数の計算に用いている日数は、一般病棟から一般病棟以外の病棟へ転棟した場合は最終的な退院までの日数です。
当院では急性期医療を行う一般病棟だけでなく、回復期リハビリテーション病棟を算定する病棟(令和6年11月1日から)を備え、総合的な治療管理を行っております。そのため、全国平均在院日数と比較して当院の在院日数が長くなる傾向があります。急性期医療のみを行っている施設と、平均在院日数の単純比較はできませんのでご注意ください。 - 手術別患者数は、入院中に複数の手術を行った場合は主たる手術のみをカウントするので実際に行われた手術件数より少なくなる場合があります。
- こちらの病院指標の公表にあたりましては、「医療広告ガイドライン」を遵守しています。
1. 年齢階級別退院患者数
年齢区分 | 0〜 | 10〜 | 20〜 | 30〜 | 40〜 | 50〜 | 60〜 | 70〜 | 80〜 | 90〜 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 153 | 166 | 159 | 247 | 506 | 987 | 1375 | 2770 | 2403 | 692 |
地域の中核病院として幅広い年齢層の患者さまにご利用いただいています。入院治療を必要とされる方が増えてくる60代以上の患者さまが多い傾向にあります。
2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
060100xx01xxxx |
大腸ポリープ 内視鏡的ポリープ・粘膜切除術等 |
487 | 2.18 | 2.57 | 0% | 65.09 |
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア | 103 | 4.43 | 4.54 | 0% | 73.20 |
060330xx02xxxx | 胆嚢結石等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 |
56 | 5.20 | 5.99 | 0% | 62.09 |
060335xx0200xx | 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 |
48 | 6.29 | 7.05 | 0% | 61.02 |
060020xx04xxxx | 胃癌 内視鏡的粘膜切除術等 |
42 | 10.21 | 7.45 | 0% | 68.71 |
外科で最も多い症例は、内視鏡的切除術を行う大腸ポリープです。その他に、鼠径ヘルニアで手術を行う症例、腹腔鏡下胆嚢摘出術、胃癌に対する内視鏡的粘膜切除を行う症例です。
外科は上部消化管(食道・胃疾患)、下部消化管(大腸・肛門疾患)、肝胆膵疾患の3チームに分かれて専門性の高い治療を提供しております。
外科の診療内容について
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
040040xx9910xx | 肺癌 手術なし 生検あり |
100 | 3.34 | 3.03 | 0% | 69.33 |
040200xx01x00x | 気胸 手術あり |
29 | 7.03 | 9.59 | 3.45% | 33.00 |
040040xx02x0xx | 肺癌 胸腔鏡下手術 あり |
- | - | 9.82 | - | - |
呼吸器外科で最も多い症例は、生検を目的とした肺癌疑いの症例です。その他に、肺癌に関する症例が多くを占めています。気胸に対する手術も行っています。当院では原発性肺癌および転移性肺癌に対するラジオ波治療、凍結治療、凍結+ラジオ波の併用療法を積極的に行っています。
呼吸器外科の診療内容について
肺がんラジオ波・凍結治療センターの診療内容について
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
090010xx010xxx | 乳癌 乳房切除術 |
70 | 9.63 | 9.77 | 0% | 66.11 |
090010xx02xxxx | 乳癌 乳房部分切除術 |
44 | 4.84 | 5.50 | 0% | 61.45 |
090020xx97xxxx | 乳房の良性腫瘍 手術あり |
11 | 4.00 | 3.94 | 0% | 43.00 |
乳腺外科で多い症例は、乳房切除術を目的とした乳癌です。精度の高い検診、精査を提供し、最新のガイドラインに準じた乳がん診療はもとより、広範囲の周辺疾患に対応しております。
乳腺外科の診療内容について
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
050161xx01x1xx | 大動脈解離 手術あり |
24 | 35.17 | 29.35 | 25.00% | 67.25 |
050080xx0101xx | 弁膜症 弁置換術 処置1なし |
21 | 33.81 | 20.84 | 0% | 76.81 |
050080xx0111xx | 弁膜症 弁置換術 中心静脈注射等 |
- | - | 31.90 | - | - |
心臓外科で最も多い症例は、大動脈解離です。その他に、弁膜症の症例があります。また、血管外科と連携し、血管疾患(大動脈疾患や末梢血管疾患)に対しても診断、治療を行っています。
心臓外科の診療内容について
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
050180xx02xxxx | 下肢静脈瘤 下肢静脈瘤手術あり |
203 | 2.85 | 2.66 | 0% | 69.90 |
050170xx03000x |
下肢閉塞性動脈硬化症 四肢の血管拡張術・血栓除去術あり |
52 | 8.90 | 5.15 | 0% | 79.73 |
050163xx03x0xx | 非破裂性大動脈瘤 ステントグラフト内挿術 |
19 | 12.16 | 10.18 | 0% | 76.00 |
血管外科で最も多い症例は下肢静脈瘤です。次に多い症例は、下肢閉塞性動脈硬化症などの動脈拡張性疾患です。当院ではその他に、腹部大動脈瘤・腸骨動脈瘤・四肢末梢動脈瘤などの動脈拡張性疾患などにも対応しております。また下肢血管・創傷治療センターとして当院形成外科チームとともに、重症下肢虚血や静脈うっ滞による難治性潰瘍に対しても積極的に治療を行っています。
血管外科の診療内容について
下肢血管・創傷治療センターについて
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
160800xx02xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工関節置換術 |
226 | 34.39 | 25.29 | 14.16% | 81.56 |
07040xxx01xxxx | 股関節骨頭壊死、股関節症 人工関節置換術等 |
127 | 16.20 | 18.76 | 0% | 69.83 |
070230xx01xxxx | 膝関節症 人工関節置換術 |
115 | 17.53 | 21.38 | 0% | 74.16 |
160760xx01xxxx | 前腕の骨折 骨折観血的手術 |
91 | 4.82 | 5.95 | 1.10% | 69.49 |
160720xx01xxxx | 肩関節周辺の骨折・脱臼 人工関節置換術 |
49 | 8.02 | 14.04 | 4.08% | 65.94 |
整形外科で最も多い症例は大腿骨近位(股関節)の骨折です。次に多い症例は股関節症です。その他には膝関節症、前腕の骨折、鎖骨の骨折などの症例が多くあります。
整形外科の診療内容について
人工関節センターの診療内容について
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
070370xx01xxxx | 脊椎骨粗鬆症 経皮的椎体形成術 |
15 | 20.33 | 19.51 | 13.33% | 81.60 |
070343xx01x0xx | 脊柱管狭窄症 手術あり |
12 | 22.25 | 19.60 | 8.33% | 73.75 |
070350xx02xxxx | 椎間板ヘルニア 手術あり |
10 | 16.80 | 13.83 | 0% | 53.10 |
脊椎脊髄病センターで多い症例は、脊椎骨粗鬆症、腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアです。首(頚椎)、背中(胸椎)、腰(腰椎)にわたる背骨(脊椎)全般の病気や骨折の治療に対応しております。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
0400802499x0xx | 肺炎 手術なし |
123 | 20.46 | 16.40 | 10.57% | 84.20 |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 | 88 | 32.75 | 20.78 | 28.41% | 83.99 |
060100xx01xxxx | 大腸ポリープ 内視鏡的ポリープ・粘膜切除術等 | 77 | 3.23 | 2.57 | 0% | 66.95 |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 | 44 | 19.27 | 13.66 | 11.36% | 82.61 |
060340xx03x00x |
胆管結石、胆管炎 内視鏡的胆道ステント留置術 |
42 | 10.12 | 8.88 | 2.38% | 75.17 |
内科で多い症例は、肺炎、誤嚥性肺炎、内視鏡的切除術を行う大腸ポリープ、腎臓又は尿路の感染症です。他には胆管結石、胆管炎、胃癌に対する内視鏡的粘膜切除術などがあります。
内科の診療内容について
呼吸器内科の診療内容について
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
050050xx9920xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 心臓カテーテル検査 +血管内超音波検査 | 580 | 3.08 | 3.27 | 0% | 76.14 |
050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈ステント留置術 | 520 | 4.13 | 4.18 | 0% | 76.69 |
050050xx9910xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 心臓カテーテル検査 | 270 | 3.01 | 3.07 | 0% | 76.36 |
050070xx03x0xx | 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 | 132 | 5.26 | 4.47 | 0% | 67.83 |
050130xx9900x0 | 心不全 | 76 | 13.75 | 17.33 | 5.26% | 80.24 |
循環器内科で最も多い症例は、狭心症です。次に多い症例は不整脈、心不全です。当院では急性心筋梗塞などの緊急性が高い症例に対しても、24時間365日専門スタッフが緊急心臓カテーテル検査や治療を行うなど、緊急医療に力を入れています。
循環器内科の診療内容について
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
10007xxxxxx1xx | 2型糖尿病 インスリン製剤あり | 14 | 12.00 | 13.77 | 7.14% | 66.64 |
10007xxxxxx0xx | 2型糖尿病 インスリン製剤なし | - | - | 10.46 | - | - |
10008xxxxxx1xx | その他の糖尿病 インスリン製剤あり | - | - | 18.56 | - | - |
糖尿病センターで最も多い疾患は、インスリン投与を行う2型糖尿病です。また、糖尿病以外の疾患で入院された時も、適切な対応が取れるよう他診療科と協力して血糖管理を行っております。
糖尿病センターの診療内容について
DPCコード | DPC名称> | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
0400801199x0xx | 肺炎 | 38 | 5.34 | 5.61 | 0% | 6.50 |
040100xxxxx00x | 喘息 | 13 | 4.92 | 6.38 | 15.38% | 5.69 |
100380xxxxxxxx | 体液量減少症 | 13 | 3.08 | 10.26 | 7.69% | 4.62 |
040090xxxxxxxx | 急性気管支炎 | 10 | 4.50 | 6.22 | 10.00% | 5.00 |
161060xx99x0xx | 詳細不明の損傷等 手術なし | 10 | 2.00 | 2.63 | 0% | 9.60 |
小児科で最も多い症例は、肺炎です。その他に、喘息・体液量減少症・気管支炎・腸炎・インフルエンザ、急性のアレルギー反応などの急性疾患に対応しております。
小児科の診療内容について
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
030250xx991xxx | 睡眠時無呼吸症候群 終夜睡眠ポリグラフィー | 67 | 2.00 | 2.02 | 0% | 50.55 |
030350xxxxxxxx | 慢性副鼻腔炎 | 54 | 4.76 | 5.84 | 0% | 53.37 |
030240xx99xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎 | 34 | 5.97 | 5.63 | 0% | 37.09 |
030320xxxxxxxx | 鼻中隔弯曲症 | 31 | 4.87 | 5.63 | 0% | 40.94 |
030230xxxxxxxx | 扁桃、アデノイドの慢性疾患 | 27 | 5.96 | 7.35 | 0% | 20.59 |
耳鼻咽喉科で多い症例は、睡眠時無呼吸症候群の検査・治療です。その他の多い症例は、慢性副鼻腔炎、扁桃周囲膿瘍、鼻中隔弯曲症、扁桃・アデノイドの慢性疾患です。
耳鼻咽喉科の診療内容について
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
010060xx99x40x | 脳梗塞 エダラボン 手術なし | 50 | 15.14 | 16.89 | 6.00% | 75.60 |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし | 28 | 9.93 | 7.99 | 3.57% | 72.32 |
160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術あり | 25 | 15.48 | 9.83 | 4.00% | 74.24 |
010070xx9910xx | 脳血管障害 手術なし | 12 | 2.25 | 3.23 | 0% | 69.33 |
010230xx99x30x | てんかん 手術なし | 12 | 20.33 | 12.42 | 0% | 63.92 |
脳神経外科で多い症例は、脳梗塞、頭蓋内損傷(脳挫傷・脳震盪など)です。その他に脳血管障害など脳神経外科疾患全般に対応しています。
脳神経外科の診療内容について
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
010060xx99x20x | 脳梗塞 手術なし | 54 | 32.26 | 16.94 | 14.81% | 75.87 |
010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫 手術なし | - | - | 18.68 | - | - |
010080xx99x0x1 | 脳脊髄の感染を伴う炎症 | - | - | 15.94 | - | - |
脳神経内科で最も多い症例は、脳梗塞です。次に多い症例は、非外傷性頭蓋内血腫です。脳神経外科疾患の手術以外の予防・診断・内科的治療・リハビリテーションなどに対応しています。
脳神経内科の診療内容について
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
020230xx97x0xx | 眼瞼下垂 手術あり | 35 | 2.00 | 2.74 | 0% | 71.83 |
070010xx970xxx | 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く) 手術あり | 34 | 3.71 | 4.65 | 0% | 47.26 |
080010xxxx0xxx | 膿皮症 | 13 | 16.15 | 12.98 | 7.69% | 72.62 |
形成外科で最も多い症例は、眼瞼下垂症です。形成外科では他にも骨軟部の良性腫瘍、皮膚腫瘍、やけど、顔面骨骨折、瘢痕(きずあと)、腋臭症(わきが)などにも対応しております。
形成外科の診療内容について
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
020110xx97xxx0 | 白内障 手術あり 片眼 | 118 | 2.00 | 2.49 | 0% | 78.73 |
020110xx97xxx1 | 白内障 手術あり 両眼 | 27 | 4.22 | 4.29 | 0% | 77.85 |
眼科の入院症例の多くは、白内障の手術目的です。総合病院の利点を生かし、他診療科と連携をとり、糖尿病・高血圧などの管理を含め、体の健康を維持できるようサポートを行っています。
眼科の診療内容について
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
080010xxxx0xxx | 膿皮症 | 31 | 13.55 | 12.98 | 0% | 70.87 |
080020xxxxxxxx | 帯状疱疹 | - | - | 9.33 | - | - |
080100xxxx0x0x | 薬疹、中毒疹 | - | - | 10.13 | - | - |
皮膚科で最も多い症例は、膿皮症です。当院の皮膚科では、総合病院の利点を生かし、各種検査や他科との連携を通じ様々な皮膚疾患の奥にひそむ原因の精査を行っております。
皮膚科の診療内容について
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
110080xx991xxx | 前立腺癌 針生検あり | 169 | 2.09 | 2.45 | 0% | 69.56 |
110080xx01xxxx | 前立腺癌 前立腺悪性腫瘍手術 | 53 | 11.45 | 11.11 | 0% | 68.85 |
110200xx02xxxx | 前立腺肥大症 経尿道的手術あり | 44 | 8.02 | 7.77 | 0% | 73.95 |
11012xxx02xx0x | 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 | 42 | 4.69 | 5.16 | 0% | 67.48 |
110070xx03x20x | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 | 24 | 5.92 | 6.63 | 0% | 76.54 |
泌尿器科で最も多い症例は、前立腺癌(疑い)です。次に多い症例は、前立腺肥大症、尿路結石症、尿路感染症などです。当科はほぼ全ての泌尿器疾患に対応できる体制がとられています。
泌尿器科の診療内容について
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
120060xx02xxxx | 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 | 31 | 5.97 | 5.88 | 0% | 46.42 |
120070xx02xxxx | 卵巣の良性腫瘍 子宮附属器腫瘍摘出術等 | 23 | 6.22 | 5.97 | 0% | 48.65 |
120220xx01xxxx | 女性性器のポリープ 子宮内膜ポリープ切除術等 | 17 | 2.59 | 2.72 | 0% | 48.71 |
120230xx02xxxx | 子宮の非炎症性障害 子宮頸部(腟部)切除術等 | 15 | 1.60 | 2.47 | 0% | 55.67 |
12002xxx02xxxx | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 | 11 | 3.00 | 2.92 | 0% | 45.82 |
婦人科で最も多い症例は、子宮の良性腫瘍です。当院の婦人科では、婦人科良性・悪性疾患さまざまな疾患に対応しています。手術に関しては、早い社会復帰を可能にする低侵襲性手術を積極的に検討しています。
婦人科の診療内容について
3.初発の5大がんのUICC病期分類別ならびに再発患者数
初発 | 再発 | 病期分類基準(※) | 版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
StageⅠ | StageⅡ | StageⅢ | StageⅣ | 不明 | ||||
胃癌 | 102 | - | - | 27 | - | 11 | 1 | 8 |
大腸癌 | 18 | 23 | 27 | 26 | 11 | 37 | 1 | 8 |
乳癌 | 59 | 33 | - | - | - | - | 1 | 8 |
肺癌 | 10 | - | - | 17 | - | 43 | 1 | 8 |
肝癌 | - | - | - | - | - | 17 | 1 | 8 |
※1:UICC TNM分類, 2:癌取扱い規約
- 当院は地域の基幹病院としてがん治療にも力を入れており、千葉県がん診療連携協力病院・日本がん治療認定医機構認定研修施設の認定を受けています。全体的に早期がんの患者さまが多い傾向にありますが、終末期の患者さままで幅広く診療を行っています。
- 5大がんの他に当院で症例数の多いがんは、前立腺がん、膀胱がん、食道がん、膵臓がん、白血病・悪性リンパ腫等の造血器腫瘍です。
- 補足:①再発の考え方が診療現場で使用される再発とは異なります。DPCのデータ提出ルールに基づく初発・再発での集計のため、本来の再発に加えて再発と診断されていなくても当院・他院を問わずに、初回治療完了後にその癌に対して診療した場合も再発にカウントされています。そのため、実際の再発患者数よりも大変多くなっていますのでご注意ください。
- ②患者数は同じ患者さまが入退院を繰り返した場合、入退院の回数分をカウントする延べ患者数となっています。そのため、化学療法などで入退院を繰り返すことが特に多い「StageIII、StageIV、再発」の患者数は実際の患者数よりも大変多くなっていますのでご注意ください。
4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 16 | 15.38 | 49.00 |
中等症 | 82 | 15.72 | 73.62 |
重症 | 68 | 22.26 | 83.60 |
超重症 | 37 | 28.14 | 83.43 |
不明 | - | - | - |
市中肺炎とは、普段の社会生活の中でかかる肺炎のことです。
当院では中等症以上の患者さまが多くおります。
- 補足:重症度は市中肺炎ガイドライン重症度分類システム(A-DROPシステム)により分類しています。
5. 脳梗塞の患者数等
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 145 | 30.17 | 76.62 | 12.35% |
その他 | 17 | 31.18 | 69.94 | 1.85% |
- 当院では急性期医療だけでなく、回復期リハビリテーション病棟というリハビリテーションを集中的に行う病棟等も備えており(令和6年11月1日から)、総合的な治療管理を行っています。
補足:平均在院日数は急性期医療を行う一般病棟の期間だけではなく、回復期リハビリテーション病棟等に移られて退院するまでの日数です。一般病棟のみの他病院と、平均在院日数の単純比較はできませんのでご注意ください。
6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 483 | 0.17 | 1.04 | 0% | 65.39 |
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 121 | 1.63 | 5.17 | 0% | 63.44 |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術 | 52 | 1.00 | 2.15 | 0% | 70.48 |
K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | 51 | 1.25 | 2.45 | 0% | 75.98 |
K6532 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) | 35 | 1.09 | 8.09 | 0% | 68.89 |
外科で多い入院手術は、内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術や腹腔鏡下胆嚢摘出術です。虫垂炎やヘルニアではほとんどの症例が腹腔鏡手術で行われております。近年では手術支援ロボット(ダヴィンチシステム)を使用した胃・大腸の腹腔鏡手術を行っています。
外科の診療内容についてKコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K5131 | 胸腔鏡下肺切除術 | 25 | 2.88 | 3.00 | 4.00% | 32.36 |
K514-71 | 肺悪性腫瘍及び胸腔内軟部腫瘍 ラジオ波焼灼療法 | - | - | - | - | - |
K6154 | 血管塞栓術 (頭部、胸腔、腹腔内血管等) | - | - | - | - | - |
呼吸器外科で多い入院手術は、胸腔鏡下肺切除術、肺悪性腫瘍手術です。
呼吸器外科の診療内容について肺がんラジオ波・凍結治療センターの診療内容について
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K4763 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術) | 47 | 1.00 | 6.62 | 0% | 68.94 |
K4762 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術) | 44 | 0.98 | 2.86 | 0% | 61.45 |
K4765 | 乳腺悪性腫瘍手術 (乳房切除術・胸筋切除を併施しない) | 17 | 1.00 | 6.94 | 0% | 60.29 |
乳腺外科での入院手術の多くは、乳癌に対する乳房切除術です。乳房形成などの整容における選択肢が広がっており、当院では形成外科との協働で実施いたします。
乳腺外科の診療内容についてKコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K552-22 | 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺不使用)(2吻合以上) | 19 | 7.32 | 13.89 | 0% | 68.89 |
K560-21 | オープン型 ステントグラフト内挿術 | 17 | 5.24 | 44.71 | 11.76% | 68.47 |
K5551 | 弁置換術(1弁) | 15 | 7.00 | 18.60 | 0% | 79.93 |
K5553 | 弁置換術(3弁) | 11 | 19.09 | 50.18 | 0% | 82.27 |
K5552 | 弁置換術(2弁) | - | - | - | - | - |
心臓外科で最も多い手術は、冠動脈、大動脈バイパス移植術です。心臓外科では循環器全般の外科治療(虚血性心疾患、弁膜症、大動脈解離、大動脈瘤、閉塞性肥大型心筋症、頸動脈狭窄症、不整脈、心臓腫瘍など)に対応しております。また、低侵襲手術も積極的に取り入れ患者さまの負担の少ない治療を行っております。
心臓外科の診療内容についてKコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K617-6 | 下肢静脈瘤血管内塞栓術 | 142 | 0.85 | 0.89 | 0% | 70.63 |
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | 56 | 1.93 | 6.43 | 1.79% | 79.57 |
K617-4 | 下肢静脈瘤血管内焼灼術 | 34 | 0.82 | 0.82 | 0% | 68.82 |
K5612 ロ | ステントグラフト内挿術 (腹部大動脈) | 16 | 2.63 | 8.50 | 0% | 77.06 |
K6171 | 下肢静脈瘤手術(抜去切除術) | 15 | 1.00 | 2.00 | 0% | 64.47 |
血管外科で最も多い入院手術は、下肢静脈瘤血管内塞栓術です。これは逆流のある伏在静脈内カテーテルを入れて、瞬間接着剤を注入し、血管を塞ぐ治療法です。血管外科では、対象となる患者さまが高齢であることが多いため、低侵襲治療と呼ばれる"患者さまの身体にかかる負担が少ない治療"を積極的に選択しております。
血管外科の診療内容について下肢血管・創傷治療センターの診療内容について
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K0821 | 人工関節置換術(膝) 等 | 261 | 1.30 | 16.08 | 0% | 72.30 |
K0461 | 骨折観血的手術(大腿) 等 | 200 | 1.69 | 23.65 | 15.00% | 75.46 |
K0811 | 人工骨頭挿入術(股) | 98 | 2.83 | 32.42 | 10.20% | 82.86 |
K0462 | 骨折観血的手術(前腕・下腿) 等 | 96 | 2.41 | 9.36 | 1.04% | 64.99 |
K0483 | 骨内異物除去術(前腕・下腿) 等 | 70 | 1.01 | 1.50 | 0% | 51.99 |
整形外科で最も多い入院手術は、人工関節置換術です。平成30年8月より人工関節センターを設立して、症状にあわせた治療法の提案を行っています。
整形外科の診療内容について人工関節センターの診療内容について
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K1422 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方又は後側方固定) | 24 | 8.13 | 28.25 | 45.83% | 77.42 | |
K142-4 | 経皮的椎体形成術 | 19 | 7.63 | 16.89 | 15.79% | 81.47 | |
K1426 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術 (椎弓形成) | 11 | 2.91 | 23.45 | 0% | 73.91 | |
K1423 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術 (後方椎体固定) | 11 | 2.18 | 19.91 | 9.09% | 72.91 | |
K1342 | 椎間板摘出術(後方摘出術) | 10 | 2.70 | 13.10 | 0% | 53.10 |
脊椎脊髄病センターで多い入院手術は、脊椎固定術・椎弓切除術・椎弓形成術です。当院では患者さまの病状に応じて、最小低侵襲手術から頚椎疾患の標準手術である椎弓形成術、ずれた背骨に対する最小侵襲固定術や曲がった背骨に対する広範囲の矯正固定術、頚椎の難病、難治性疾患に対する頚椎再建固定術など部位や手術の大小問わず、高度な脊椎脊髄病医療を提しております。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 62 | 1.44 | 2.23 | 0% | 69.40 |
K722 | 小腸結腸内視鏡的止血術 | 46 | 0.57 | 10.76 | 2.17% | 79.80 |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 46 | 2.50 | 17.76 | 8.70% | 78.59 |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 37 | 1.46 | 17.43 | 5.41% | 77.00 |
K6532 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) | 32 | 2.16 | 7.97 | 0% | 73.44 |
内科で多い入院手術は、内視鏡による大腸ポリープ切除術や、内視鏡による消化管の止血術です。その他に内視鏡による胃粘膜切除術なども多く行っております。
内科の診療内容についてKコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術 (その他) | 331 | 2.41 | 2.01 | 0.30% | 76.40 |
K5463 | 経皮的冠動脈形成術(その他) | 174 | 1.47 | 1.45 | 0% | 76.90 |
K5951 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術 | 108 | 1.70 | 2.28 | 0% | 69.10 |
K5491 | 経皮的冠動脈ステント留置術 (急性心筋梗塞) | 44 | 0.02 | 13.36 | 0% | 69.95 |
K5492 | 経皮的冠動脈ステント留置術 (不安定狭心症) | 37 | 0.11 | 16.97 | 2.70% | 71.70 |
循環器内科で最も多い入院手術は、経皮的冠動脈ステント留置術です。上肢の橈動脈や上腕動脈などから「カテーテル」という細い管を挿入し、冠動脈の狭窄部まで進め、ステントという小さいメッシュ状の金属の筒を血管に留置する低侵襲的な治療法です。また、頻脈性不整脈に対しては従来の薬物治療だけでなく、3次元ナビゲーションシステムを用いた高周波電流によるカテーテルアブレーション治療(経皮的カテーテル心筋焼灼術)を、静脈点滴での全身麻酔下で行っております。
循環器内科の診療内容についてKコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) | 36 | 0.69 | 2.97 | 0% | 56.28 |
K347 | 鼻中隔矯正術 | 26 | 0.81 | 3.12 | 0% | 41.23 |
K3772 | 口蓋扁桃手術(摘出) | 26 | 0.85 | 5.54 | 0% | 21.58 |
K344 | 経鼻腔的翼突管神経切除術 | 16 | 0.69 | 3.00 | 0% | 48.00 |
K368 | 扁桃周囲膿瘍切開術 | 13 | 0.08 | 5.08 | 0% | 45.08 |
耳鼻咽喉科で最も多い入院手術は、内視鏡下鼻・副鼻腔手術です。令和5年5月より、鼻副鼻腔疾患に対する内視鏡を用いた鼻副鼻腔手術を開始しております。
耳鼻咽喉科の診療内容についてKコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | 20 | 1.85 | 14.55 | 0% | 76.80 |
K609-2 | 経皮的頸動脈ステント留置術 | - | - | - | - | - |
K178-4 | 経皮的脳血栓回収術 | - | - | - | - | - |
脳神経外科で最も多い入院手術は、慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術です。
頭蓋骨に小さな穴をあけて、管を挿入し脳と頭蓋骨の間にある血腫を除去・洗浄する手術です。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K2191 | 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) | 27 | 0.00 | 1.00 | 0% | 71.44 |
K0301 | 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹) | 17 | 1.00 | 2.18 | 0% | 52.76 |
K0072 | 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) | - | - | - | - | - |
形成外科で最も多い入院手術は、眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法)です。余った皮膚を切除した後、眼板と筋膜を固定して、眼瞼下垂を修復する手術です。
形成外科の診療内容についてKコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K2821 ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) | 141 | 0.01 | 1.42 | 0% | 78.62 |
K2686 | 緑内障手術(水晶体再建術併用眼内ドレーン挿入術) | - | - | - | - | - |
眼科の入院手術の多くは、白内障に対する水晶体再建術です。濁った水晶体を超音波で吸引して、人工の眼内レンズを埋め込みます。
眼科の診療内容についてKコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K843-4 | 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) | 52 | 1.08 | 9.31 | 0% | 68.88 |
K7811 | 経尿道的尿路結石除去術 (レーザー) | 43 | 1.02 | 3.02 | 0% | 67.67 |
K841-21 | 経尿道的レーザー前立腺切除術(ホルミウムレーザー等使用) | 32 | 0.66 | 6.22 | 0% | 74.22 |
K8036 ロ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他) | 27 | 0.48 | 4.74 | 0% | 74.41 |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 22 | 0.77 | 3.86 | 4.55% | 78.55 |
泌尿器科で最も多い入院手術は、手術支援ロボット(ダヴィンチシステム)を使用した、腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術です。次に多いのは、尿路結石のレーザーによる砕石手術、前立腺肥大症に対する内視鏡的レーザー核出術(HoLEP)です
泌尿器科の診療内容についてKコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K877-2 | 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 等 | 26 | 1.00 | 4.77 | 0% | 49.15 |
K8882 | 子宮附属器腫瘍摘出術(腹腔鏡) | 23 | 0.96 | 4.26 | 0% | 49.09 |
K861 | 子宮内膜掻爬術 | 16 | 0.00 | 0.56 | 0% | 56.06 |
K872-31 | 子宮内膜ポリープ切除術 | 15 | 0.60 | 0.93 | 0% | 51.07 |
K867 | 子宮頸部(腟部)切除術 | 12 | 0.92 | 1.08 | 0% | 46.25 |
婦人科で最も多い入院手術は、腹腔鏡下腟式子宮全摘術です。婦人科良性疾患では、子宮筋腫や卵巣腫瘍などロボット支援下、腹腔鏡下、腟式及び開腹による手術療法を中心に治療しております。手術負担の少ない、低侵襲性手術を積極的におこなっております。
婦人科の診療内容について7. その他(播種性血管内凝固等の請求率)
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | 32 | 0.34% | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 28 | 0.30% |
異なる | 34 | 0.36% | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 15 | 0.16% |
異なる | - | - |
こちらの指標は医療の質の改善に資するため、臨床上ゼロにはなりえないものの、少しでも改善すべきものとして入院契機病名(入院のきっかけとなった病名)との同一性を区別して症例数と発生率を示したものです。すべて1%未満の低い請求率となっています。
医療の質指標
1.リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数(分母) | 分母のうち、肺血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数(分子) | リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率 |
---|---|---|
1366 | 1104 | 80.82% |
術後肺血栓塞栓症の予防対策が取られているか評価する指標です。周術期の肺血栓塞栓症の予防行為の実施は、急性肺血栓塞栓症の発生率を下げることにつながると考えられています。予防方法には、弾性ストッキングの着用や間歇的空気圧迫装置の使用や抗凝固療法があり、リスクレベルに応じた実施が推奨されています。
2.血液培養2セット実施率
血液培養オーダー日数(分母) | 血液培養オーダーが1日に2件以上ある日数(分子) | 血液培養2セット実施率 |
---|---|---|
933 | 14 | 1.50% |
血液培養は、1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セット以上行うことが推奨されています。今回、電カルテシステムと請求システムの不具合で正確な数値を抽出することができませんでした。実際は検査部門から約70%の実施率と報告されています。
3.広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数(分母) | 分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に細菌培養同定検査が実施された患者数(分子) | 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率 |
---|---|---|
1093 | 773 | 70.72% |
不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査が求められています。
4.転棟・転落発生率
退院患者の在院日数の総和もしくは入院患者延べ数(分母) | 退院患者に発生した転棟・転落件数(分子) | 転棟・転落発生率 |
---|---|---|
72971 | 193 | 2.64‰ |
入院中の患者さまの転倒やベッドからの転落の原因は、入院という環境の変化によるものや疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなものがあります。この指標は、患者さまへ障害に至らなかった件数も含めています。事例を分析することで、予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、転倒による傷害予防につながります。
5.転棟転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上
退院患者の在院日数の総和もしくは入院患者延べ数(分母) | 退院患者に発生したインシデント影響度分類レベル3b以上の転棟・転落の発生件数(分子) | 転棟転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率 |
---|---|---|
- | - | - |
この指標は、転倒・転落によって患者さまに一定以上(※インシデント影響度分類レベル3b以上)の傷害が発生したかをみる指標になります。今回、件数が10件未満のため「-(ハイフン)」で表示されていますが、数値が低く、発生率が小さいことを意味しています。
※インシデント影響度分類レベル3b以上とは損傷のレベルとして、手術・ギプス・骨折を招いた・必要なかった神経損傷・身体内部の損傷のため診察が必要となった場合や、転倒による損傷の結果、患者さまが死亡した場合などが当てはまります。
6.手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
全身麻酔手術で、予防的抗菌薬投与が実施された手術件数(分母) | 分母のうち、手術開始前 1 時 間以内に予防的抗菌薬が投与開始された手術件数(分子) | 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率 |
---|---|---|
2624 | 2528 | 96.34% |
現在、細菌感染を起こしていないが、手術後の感染をできるだけ防ぐため、抗生物質をあらかじめ投与することを予防的抗菌薬投与といいます。
開胸、開腹を伴う手術等は、手術開始直前に抗菌薬を点滴などで投与することにより、手術後の感染を抑えることが期待されています。
7.d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
退院患者の在院日数の総和もしくは除外条件に該当する患者を除いた入院患者延べ数(分母) | 褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡)の発生患者数(分子) | d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率 |
---|---|---|
67305 | 106 | 0.16% |
褥瘡は、看護ケアの質評価の重要な指標の一つとなっています。褥瘡は患者さまのQOL(生活の質)の低下をきたすとともに、感染を引き起こすなど治癒が長期に及ぶことによって、結果的に在院日数の長期化や医療費の増大にもつながります。より低い値のほうが望ましい。
8.65 歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
65歳以上の退院患者数(分母) | 分母のうち、入院後48時間以内に栄養アセスメントが実施された患者数(分子) | 65 歳以上の患者の入院早期 の栄養アセスメント実施割合 |
---|---|---|
6431 | 6370 | 99.05% |
早期に低栄養リスクを評価し適切な介入をすることで、在院日数の短縮や予後の改善につながります。
9.身体的拘束の実施率
退院患者の在院日数の総和 (分母) | 分母のうち、身体的抑制日 数の総和(分子) | 身体的拘束の実施率 |
---|---|---|
110104 | 8932 | 8.11% |
身体拘束は制限の程度が強く、二次的な身体的障害を生む可能性があり、身体拘束・抑制は慎むべきものであります。患者さまの尊厳を守るため、身体拘束はきわめて限られた状況下で必要最低限のみ許される行為であります。
更新履歴
2025年9月26日 令和6年度の病院指標を公開しました。