診療実績・病院指標

令和2年度 柏厚生総合病院 病院指標

■集計条件

  • 令和2年4月1日~令和3年3月31日に退院した患者さま
  • 医療保険を使用された患者さま。(自動車賠償責任保険や労災保険、自費診療で入院された患者さまは含まれません。)
  • 一般病棟に1日以上入院された患者さま。(回復期リハビリテーション病棟を算定する病棟のみに入院された患者さまは含まれません。)

■補足

  • 規定により、患者数が10名未満の場合は「-(ハイフン)」で表示してあります。
  • 年齢は入院日時点の年齢を基準としています。
  • 平均在院日数の計算に用いている日数は、一般病棟から一般病棟以外の病棟へ転棟した場合は最終的な退院までの日数です。
    当院では急性期医療を行う一般病棟だけでなく、回復期リハビリテーション病棟を算定する病棟を備え、総合的な治療管理を行っております。そのため、全国平均在院日数と比較して当院の在院日数が長くなる傾向があります。急性期医療のみを行っている施設と、平均在院日数の単純比較はできませんのでご注意ください。
  • 手術別患者数は、入院中に複数の手術を行った場合は主たる手術のみをカウントするので実際に行われた手術件数より少なくなる場合があります。
  • こちらの病院指標の公表にあたりましては、「医療広告ガイドライン」を遵守しています。

1. 年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0〜 10〜 20〜 30〜 40〜 50〜 60〜 70〜 80〜 90〜
患者数 101 91 104 155 441 689 1162 2022 1694 418

地域の中核病院として幅広い年齢層の患者さまにご利用いただいています。入院治療を必要とされる方が増えてくる60代以上の患者さまが多い傾向にあります。

2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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●診療科名:外科 診療科コード:110
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060100xx01xxxx 大腸の良性疾患
内視鏡的
ポリープ・粘膜切除術
312 2.28 2.66 0% 64.87
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍
内視鏡的胃、十二指腸
ポリープ・粘膜切除術
57 11.12 8.11 0% 61.11
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア 44 4.23 4.86 0% 72.52
060335xx02000x 胆嚢炎等
腹腔鏡下胆嚢摘出術
40 4.90 7.23 0% 59.58
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石等)
腹腔鏡下胆嚢摘出術
36 4.67 6.41 0% 61.83

外科で最も多い症例は、内視鏡的切除術を行う大腸ポリープです。その他に、胃の悪性腫瘍に対する内視鏡的粘膜切除術、鼠径ヘルニアで手術を行う症例、腹腔鏡下胆嚢摘出術を行う症例です。
当院では上記の他にも、食道がん・胆道がん・膵がん・肝がんの治療や手術にも対応しております。
外科の診療内容について

●診療科名:呼吸器外科 診療科コード:160
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 針生検あり 62 2.34 3.39 0% 71.10
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 40 5.70 10.83 0% 68.45
040200xx01x00x 気胸 手術あり 18 6.94 10.08 0% 31.89
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 化学療法あり 10 4.70 9.42 0% 64.80
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 13.30

呼吸器外科で最も多い症例は、針生検を目的とした肺の悪性腫瘍疑いの症例です。その他に、肺の悪性腫瘍に関する症例が多くを占めています。気胸に対する手術も行っています。当院では、肺の悪性腫瘍に対して、手術だけでなく凍結治療という治療も行っております。
呼吸器外科の診療内容について

●診療科名:血管外科 診療科コード:170
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050180xx02xxxx 下肢静脈瘤
下肢静脈瘤手術あり
28 3.46 2.74 0% 65.57
050170xx03000x 下肢閉塞性動脈硬化症
四肢の血管拡張術・血栓除去術あり
20 11.85 5.43 0% 76.50
050170xx99000x 下肢閉塞性動脈硬化症
手術なし
8.05

血管外科で最も多い症例は、下肢静脈瘤です。次に多い症例は下肢閉塞性動脈硬化症などの動脈拡張性疾患です。その他に、ペースメーカー手術、透析導入時のシャント作成および維持透析患者さまのシャント不全などにも対応しています。また、令和2年3月より下肢静脈瘤に対する新しい治療法(下肢静脈瘤血管内塞栓術)を開始しております。DPC包括対象外となるため、上記の患者数には含まれていませんが、6.診療科別主要手術別患者数等で手術件数を確認することができます。
血管外科の診療内容について

●診療科名:内科 診療科コード:010
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 105 25.00 20.51 10.48% 83.19
110310xx99xxxx 腎臓または尿路の感染症 82 17.73 13.00 2.44% 80.99
060100xx01xxxx 大腸の良性疾患 内視鏡的
ポリープ・粘膜切除術
57 2.77 2.66 0% 67.70
060102xx02xxxx 憩室性疾患
内視鏡的消化管止血術
46 9.24 9.74 4.35% 74.74
060340xx03x00x 胆管結石、胆管炎
限局性腹腔膿瘍手術あり
41 9.83 9.53 0% 76.85

内科で多い症例は、誤嚥性肺炎、腎臓又は尿路の感染症、内視鏡的切除術を行う大腸ポリープです。他には内視鏡的止血術を行う憩室性疾患、胆管結石、胆管炎があります。
内科の診療内容について

●診療科名:循環器内科 診療科コード:070
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
050050xx9920xx 狭心症、慢性虚血性心疾患
心臓カテーテル検査
+血管内超音波検査等
318 3.74 3.26 0% 74.03
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患
経皮的冠動脈形成術等
282 5.07 4.44 0.35% 73.83
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患
心臓カテーテル検査
172 3.71 3.07 0.58% 69.67
050130xx9900xx 心不全 59 20.95 17.23 0% 80.05
050030xx97000x 急性心筋梗塞
経皮的冠動脈ステント留置術
29 11.83 12.09 0% 62.69

循環器内科で最も多い症例は、狭心症です。次に多い症例は心不全です。当院では急性心筋梗塞などの緊急性が高い症例に対しても、24時間365日専門スタッフが緊急心臓カテーテル検査や治療を行うなど、緊急医療に力を入れています。
循環器内科の診療内容について

●診療科名:糖尿病内科 診療科コード:530
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病
インスリン製剤あり
14 14.57 14.60 0% 64.29
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病
手術処置等なし
11.26
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス
非ケトン昏睡
13.33

糖尿病内科は、2型糖尿病患者さまが多く占めています。糖尿病は血糖値が上昇することで様々な合併症を引き起こす全身の病です。他診療科と協力して血糖管理を行うことはもちろん、最新のCT・MRIなどの検査機器を用いて合併症の早期発見・早期治療にも努めています。
当院では医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・理学療法士・歯科衛生士・検査技師などの各専門スタッフが連携し、さまざまな角度から健康管理をサポートします。
糖尿病内科の診療内容について

●診療科名:整形外科 診療科コード:120
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折
人工骨頭挿入術あり
169 36.78 25.09 4.73% 82.15
070230xx01xxxx 膝関節症
人工関節再置換術等あり
120 18.88 23.36 0% 73.58
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症
人工関節再置換術等あり
70 19.23 21.03 0% 69.20
160690xx99xxxx 胸椎骨折、腰椎骨折
手術なし
60 35.20 18.81 5.00% 78.27
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 38 3.32 5.18 0% 42.00

整形外科で最も多い症例は大腿骨近位(股関節)の骨折です。次に多い症例は膝関節症です。その他に股関節症、胸椎・腰椎の骨折、前腕の骨折などの症例が多くあります。
整形外科の診療内容について
人工関節センターの診療内容について
手外科センターの診療内容について
脊椎脊髄病センターの診療内容について

●診療科名:脳神経外科 診療科コード:150
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
010040x099000x 脳内出血 21 41.95 18.86 0% 65.43
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷
手術あり
21 31.52 9.68 0% 80.00
010060x2990401 脳梗塞
エダラボンあり
15 36.73 15.64 0% 71.07
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷
手術なし
14 15.00 8.18 7.14% 75.86
010060x2990501 脳梗塞 tPA療法あり 17.65

脳神経外科で最も多い症例は、脳内出血、頭蓋内損傷(脳挫傷・脳震盪など)です。その他にも、脳梗塞、脳血管障害など脳神経外科疾患全般に対応しています。
脳神経外科の診療内容について

●診療科名:脳神経内科 診療科コード:151
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
010060x2990201 脳梗塞 リハビリあり
発症3日目以内
34 23.97 15.54 0% 75.94
030400xx99xxxx めまい 13 6.62 4.94 0% 65.62
010040x099000x 脳内出血 10 30.30 18.86 10.00% 74.70

脳神経内科で最も多い症例は、脳梗塞です。次に多い症例は、良性発作性頭位めまい症や内耳性めまいです。脳神経外科疾患の手術以外の予防・診断・内科的治療・リハビリテーションなどに対応しています。
脳神経内科の診療内容について

●診療科名:皮膚科 診療科コード:300
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 13 7.77 9.12 0% 72.08
080010xxxx0xxx 蜂窩織炎 13 7.46 12.87 0% 64.23
180010x0xxx0xx 敗血症 19.20

皮膚科で最も多い症例は、帯状疱疹と蜂窩織炎です。
当院の皮膚科では、総合病院の利点を生かし、各種検査や他科との連携を通じ様々な皮膚疾患の奥にひそむ原因の精査を行うことができます。
皮膚科の診療内容について

●診療科名:小児科 診療科コード:100
DPCコード DPC名称> 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
060160x101xxxx 鼠径ヘルニア
手術あり
16 1.31 2.79 0% 5.31
140590xx97xxxx 停留精巣 手術あり 3.02
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症
手術なし
13.00

小児科で最も多い症例は、鼠径ヘルニアです。当院では、常勤小児外科専門医が在籍し、外傷、鼠径ヘルニア、停留精巣、陰嚢水腫、包茎、急性虫垂炎、自然気胸等の外科疾患に対応しております。
小児科の診療内容について

小児外科の診療内容について
●診療科名:乳腺外科 診療科コード:610
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍
乳房部分切除術
(腋窩部郭清を伴うもの)
47 9.77 10.30 0% 66.51
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍
乳房部分切除術
(腋窩部郭清を伴わないもの)
32 4.78 6.02 0% 58.97
090010xx99x0xx 乳房の悪性腫瘍
手術なし
9.58

乳腺外科で多い症例は、乳房部分切除術を目的とした乳房の悪性腫瘍です。
乳腺外科の診療内容について

●診療科名:耳鼻咽喉科 診療科コード:240
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎 36 5.44 5.63 2.78% 35.14
030400xx99xxxx めまい 25 4.96 4.94 0% 62.60
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸症候群
終夜睡眠ポリグラフィーあり
24 2.00 2.04 0% 50.54
030250xx990xxx 睡眠時無呼吸症候群
終夜睡眠ポリグラフィーなし
19 2.00 3.46 0% 53.26
030428xxxxxxxx 突発性難聴 18 6.67 8.81 0% 60.17

耳鼻咽喉科で最も多い症例は、扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎です。次に多い症例は、めまい等の前庭機能障害です。突発性難聴や睡眠時無呼吸症候群の検査・治療にも対応しています。
耳鼻咽喉科の診療内容について

●診療科名:眼科 診療科コード:230
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
020110xx97xxx1 白内障 手術あり 両眼 94 3.82 4.95 0% 74.51
020110xx97xxx0 白内障 手術あり 片眼 90 1.73 2.76 0% 74.79
100380xxxxxxxx 脱水症 10.51

眼科では、入院症例のほとんどが白内障の手術目的です。総合病院の利点を生かし、他診療科と連携をとり、糖尿病・高血圧などの管理を含め、体の健康を維持できるようサポートを行っています。
眼科の診療内容について

●診療科名:泌尿器科 診療科コード:310
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍
針生検あり
129 2.04 2.54 0% 69.16
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍
前立腺悪性腫瘍手術あり
33 11.42 11.89 0% 71.64
110200xx02xxxx 前立腺肥大症
経尿道的手術あり
15 7.33 8.52 0% 72.33
110070xx03x0xx 膀胱悪性腫瘍
経尿道的術手術あり
化学療法なし
15 16.67 7.13 0% 74.47
110070xx03x20x 膀胱悪性腫瘍
経尿道的手術あり
化学療法あり
13 6.38 7.05 0% 65.92

泌尿器科で最も多い症例は、前立腺針生検を目的とした前立腺悪性腫瘍疑いです。次に多い症例は、前立腺悪性腫瘍に対する手術を目的とした症例です。当院では平成31年4月より、手術支援ロボット(ダヴィンチシステム)を導入しており、泌尿器科では前立腺の悪性腫瘍が手術対象となっております。
泌尿器科の診療内容について

●診療科名:形成外科 診療科コード:130
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
020230xx97x0xx 眼瞼下垂
眼瞼下垂症手術あり
34 2.71 3.07 0% 77.18
080010xxxx0xxx 蜂窩織炎 14 20.71 12.87 0% 67.36
100100xx97x1xx 下肢皮膚潰瘍
手術あり
13 47.85 44.59 0% 68.00

形成外科で最も多い症例は、眼瞼下垂症です。次に多い症例は蜂窩織炎です。その他に皮膚の良性・悪性腫瘍、やけどや瘢痕(きずあと)に対する治療も行っております。
形成外科の診療内容について

3.初発の5大がんのUICC病期分類別並びに再発患者数

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  初発 再発 病期分類基準(※) 版数
  StageⅠ StageⅡ StageⅢ StageⅣ 不明
胃癌 115 11 25 1 8
大腸癌 14 19 18 11 43 1 8
乳癌 47 23 14 1 8
肺癌 16 39 54 1 8
肝癌 1 8

※1:UICC TNM分類, 2:癌取扱い規約

  • 当院は地域の基幹病院としてがん治療にも力を入れており、千葉県がん診療連携協力病院・日本がん治療認定医機構認定研修施設・日本乳癌学会関連施設の認定を受けています。全体的に早期がんの患者さまが多い傾向にありますが、終末期の患者さままで幅広く診療を行っています。
  • 5大がんの他に当院で症例数の多いがんは、前立腺がん、膀胱がん、食道がん、膵臓がん、白血病・悪性リンパ腫等の造血器腫瘍です。

  • 補足:①再発の考え方が診療現場で使用される再発とは異なります。DPCのデータ提出ルールに基づく初発・再発での集計のため、本来の再発に加えて再発と診断されていなくても当院・他院を問わずに、初回治療完了後にその癌に対して診療した場合も再発にカウントされています。そのため、実際の再発患者数よりも大変多くなっていますのでご注意ください。
  • ②患者数は同じ患者さまが入退院を繰り返した場合、入退院の回数分をカウントする延べ患者数となっています。そのため、化学療法などで入退院を繰り返すことが特に多い「StageⅢ、StageⅣ、再発」の患者数は実際の患者数よりも大変多くなっていますのでご注意ください。

4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等

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  患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 13 12.23 54.08
中等症 87 18.45 76.07
重症 34 30.00 84.50
超重症 18 19.33 85.72
不明

市中肺炎とは、普段の社会生活の中でかかる肺炎のことです。
当院では中等症の患者さまが半数以上を占めています。


  • 補足:重症度は市中肺炎ガイドライン重症度分類システム(A-DROPシステム)により分類しています。

5. 脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 137 37.93 76.68 3.97%
その他 14 57.14 72.43 0.66%
  • 当院では急性期医療だけでなく、回復期リハビリテーション病棟というリハビリテーションを集中的に行う病棟等も備えており、総合的な治療管理を行っています。
  • 回復期リハビリテーション病棟は、日曜日や祝日もリハビリを受けることができるように365日体制でのリハビリテーションを提供しています。

補足:平均在院日数は急性期医療を行う一般病棟の期間だけではなく、回復期リハビリテーション病棟等に移られて退院するまでの日数です。一般病棟のみの他病院と、平均在院日数の単純比較はできませんのでご注意ください。

6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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●診療科名:外科 診療科コード:110
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 345 0.33 1.08 0% 65.03
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 100 1.89 3.00 0% 62.42
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 61 1.18 8.89 0% 60.87
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術 37 0.97 2.27 0% 72.16
K655-22 腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術) 25 4.12 11.24 0% 67.56

外科で多い入院手術は、内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術や腹腔鏡下胆嚢摘出術です。
患者さまに負担の少ない内視鏡や腹腔鏡での治療を積極的に行っています。

外科の診療内容について

●診療科名:呼吸器外科 診療科コード:160
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
K6152 血管塞栓術
(選択的動脈化学塞栓術)
21 0.62 2.38 0% 72.62
K5131 胸腔鏡下肺切除術 18 2.17 3.83 0% 31.44
K6151 血管塞栓術(止血術)

呼吸器外科で最も多い入院手術は、血管塞栓術です。これは腫瘍血管への抗癌剤注入と塞栓術を併用する手術です。

呼吸器外科の診療内容について
●診療科名:血管外科 診療科コード:170
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
K617-6 下肢静脈瘤血管内塞栓術 97 0.99 0.96 0% 67.77
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 33 2.36 10.45 0% 77.03
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 25 1.00 1.00 0% 64.00
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 14 0.93 1.93 0% 73.93
K6173 下肢静脈瘤手術(高位結結紮術)

血管外科で最も多い入院手術は、下肢静脈瘤血管内塞栓術です。これは逆流のある伏在静脈内にカテーテルを入れて、瞬間接着剤を注入し、血管を塞ぐ治療法です。血管外科では、対象となる患者さまが高齢であることが多いため、低侵襲治療と呼ばれる“患者さまの身体にかかる負担が少ない治療”を積極的に選択しております。

血管外科の診療内容について
●診療科名:内科 診療科コード:010
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 66 1.58 10.36 0% 75.86
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 53 0.66 9.06 3.77% 74.38
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 51 0.90 1.14 0% 67.06
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 32 0.03 6.63 0% 71.16
K654 内視鏡的消化管止血術 26 4.04 18.04 7.69% 68.27

内科で多い入院手術は、内視鏡的胆道ステント留置術や小腸結腸内視鏡的止血術です。その他に、内視鏡による大腸ポリープや胃ポリープ(胃の悪性腫瘍)切除術も多く行っております。

内科の診療内容について
●診療科名:循環器内科 診療科コード:070
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術
(その他)
292 2.67 2.38 0.34% 73.41
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術
(急性心筋梗塞)
27 0.04 19.15 0% 64.48
K5463 経皮的冠動脈形成術
(その他)
23 2.87 2.22 0% 73.43
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術
(不安定狭心症)
22 0.05 16.09 4.55% 69.59
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 17 3.41 4.29 0% 79.18

循環器内科で最も多い入院手術は、経皮的冠動脈ステント留置術です。
上肢の橈骨動脈や上腕動脈などから「カテーテル」という細い管を挿入し、冠動脈の狭窄部まで進め、ステントという小さいメッシュ状の金属の筒を血管に留置する低侵襲的な治療法です。

循環器内科の診療内容について
●診療科名:整形外科 診療科コード:120
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
K0821 人工関節置換術(肩・股・膝) 206 1.89 17.10 0% 71.61
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨・上腕・大腿) 128 2.40 30.73 1.56% 78.20
K0811 人工骨頭挿入術(肩・股) 79 2.48 33.82 8.86% 82.90
K0462 骨折観血的手術(前腕・下腿・手舟状骨) 73 1.58 11.85 1.37% 61.08
K0463 骨折観血的手術(鎖骨・膝蓋骨・その他) 42 1.67 8.62 0% 54.10

整形外科で最も多い入院手術は、人工関節置換術です。肩・股・膝の各関節に対応しています。平成30年8月より人工関節センターを設立して、症状にあわせた治療法の提案を行っています。

整形外科の診療内容について
人工関節センターの診療内容について
手外科センターの診療内容について
脊椎脊髄病センターの診療内容について
●診療科名:脳神経外科 診療科コード:150
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 24 1.21 36.71 0% 81.96
K1781 脳血管内手術(1箇所)
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術

脳神経外科で最も多い入院手術は、慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術です。
頭蓋骨に小さな穴をあけて、管を挿入し脳と頭蓋骨の間にある血腫を除去・洗浄する手術です。

脳神経外科の診療内容について
●診療科名:小児科 診療科コード:100
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
K6335 鼠径ヘルニア手術 12 0 0 0% 5.25
K836 停留精巣固定術
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術

小児科で最も多い入院手術は、鼠径ヘルニア手術です。その他に、停留精巣、気胸、虫垂炎などにも対応しています。

小児科の診療内容について
小児外科の診療内容について
●診療科名:乳腺外科 診療科コード:610
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術
(腋窩部郭清を伴わない))
41 1.24 5.22 0% 66.34
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術
(腋窩部郭清を伴わない))
34 1.12 2.68 0% 58.94
K4765 乳腺悪性腫瘍手術
(乳房切除術・胸筋切除を併施しない)

乳腺外科での入院手術の多くは、乳腺悪性腫瘍(がん)に対する乳房切除術です。
当院では形成外科医との協働により、「人工物(シリコンバッグ)」による乳房再建術も行えるようになっています。

乳腺外科の診療内容について
●診療科名:耳鼻咽喉科 診療科コード:240
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 14 0.93 7.14 0% 28.00
K370 アデノイド切除術
K3192 鼓室形成手術(耳小骨再建術)

耳鼻咽喉科で最も多い入院手術は、口蓋扁桃手術です。習慣性扁桃炎、睡眠時無呼吸症候群などの治療目的で行います。

耳鼻咽喉科の診療内容について
●診療科名:眼科 診療科コード:230
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
K2821ロ 水晶体再建術
(眼内レンズを挿入)(その他)
214 0 1.81 0% 74.67

眼科の入院手術は、白内障に対する水晶体再建術です。濁った水晶体を超音波で吸引して、人工の眼内レンズを埋め込みます。

眼科の診療内容について
●診療科名:泌尿器科 診療科コード:310
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術
(内視鏡手術用支援機器を用いる)
37 1.05 9.19 0% 70.92
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術
(経尿道的手術)(その他)
22 4.41 5.82 0% 69.68
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除術
(ホルミウムレーザー)
18 1.89 5.56 0% 72.89
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 16 1.06 6.25 0% 68.88
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 10 2.80 8.60 0% 72.20

泌尿器科で最も多い入院手術は、手術支援ロボット(ダヴィンチシステム)を使用した、腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術です。次に多いのは、膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)です。尿道から手術用内視鏡を膀胱内に挿入し、膀胱内の腫瘍を診断と治療を兼ねて切除します。“表在性の膀胱がん”であれば、この手術が根治的治療となります。”浸潤性の膀胱がん”であっても、がんの状態を評価して今後の治療方針を決定する手術になります。

泌尿器科の診療内容について
●診療科名:形成外科 診療科コード:130
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) 31 0 1.81 0% 75.45
K2193 眼瞼下垂症手術(その他)
K0871 断端形成術(骨形成を要する)(指)

形成外科で最も多い入院手術は、眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法)です。余った皮膚を切除した後、眼板と筋膜を固定して、眼瞼下垂を修復する手術です。

形成外科の診療内容について

7. その他(播種性血管内凝固等の請求率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる 15 0.22%
180010 敗血症 同一 12 0.17%
異なる 32 0.46%
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 26 0.38%
異なる

こちらの指標は医療の質の改善に資するため、臨床上ゼロにはなりえないものの、少しでも改善すべきものとして入院契機病名(入院のきっかけとなった病名)との同一性を区別して症例数と発生率を示したものです。すべて1%未満の低い請求率となっています。

更新履歴

2021年9月29日 令和2年度の病院指標を公開しました。

診療実績・病院指標