リハビリテーション科

回復期リハビリテーション病棟

当院の回復期リハビリテーション病棟は、近隣住民からの要望を受け、平成23年8月1日から稼働を始めました。H29年4月1日現在の病床数は全46床で、92.5%前後の稼動率(H28年10月~12月平均)を維持しており、近隣以外の病院からの依頼も増えております。
主な疾患は、脳梗塞や脳出血、クモ膜下出血等の脳卒中後遺症や、大腿骨頸部(転子部)骨折術後、骨盤骨折、胸腰椎圧迫骨折等の整形外科疾患、肺炎や癌術後の廃用症候群等です。他、外傷性多発骨折や頭部外傷も最近、紹介が増えています。
本病棟の目的は、急性期治療後の比較的早期からリハビリを行い、日常生活動作(ADL)の向上による寝たきり防止と可能な限りの在宅復帰です。本病棟では、病棟専任医1名と脳神経外科医1名が中心となり、看護師、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)、薬剤師、管理栄養士、医療相談員からなる専任チームで、患者様一人一人個別にリハビリテーションプログラムを作成し、それに基づいて、規定の期間内で効率よく、集中的にリハビリを行っています。整形外科疾患については、定期的に、整形外科医師とのカンファランスを行い、また、各職種毎に勉強会や検討会を行い、関連の研究会や全国での学会発表なども行いながら、日々研鑽を重ねております。
入院後早期に、リハビリテーション総合実施計画書を作成し、月1回、定期的チームカンファランスの後、ご家族様やご本人様と面談を行い、リハビリテーションの計画と目標を設定いたします。高齢者が多いため、併存疾患に対しては、必要に応じて、内科や外科(消化器科)での精査加療も行っております。また、患者様や御家族のご要望に応じて、歯科(口腔ケア)、泌尿器科、眼科、皮膚科、耳鼻咽喉科も受診可能です。そして、1ヶ月毎の面談で、前回の目標の確認または修正を行い、在宅復帰に向けて、できる限り充実した満足のいくリハビリテーションを提供しております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

太田光宣(リハビリテーション科)

 

回復期リハビリ病棟の対象疾患 発症から入院までの期間 入院の上限日数
脳血管疾患・脊髄損傷・頭部外傷・くも膜下出血のシャント術後・脳腫瘍・脳炎・急性脳症・脊髄炎・多発性神経炎・多発性硬化症の発症もしくは手術後 2ヶ月以内 150日
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害・重度の頚髄損傷および頭部外傷を含む多部位外傷 180日
大腿骨・骨盤・脊椎・股関節または膝関節の骨折または手術後 90日
大腿骨・骨盤・脊椎・股関節または膝関節の神経・筋または靱帯損傷後 1ヶ月以内 60日
外科手術または肺炎等の治療時の安静によりきたした廃用症候群 2ヶ月以内 90日

 

 

回復期アウトカム評価

平成28年度の診療報酬改定において、患者さまにとって、安心・安全で納得できる効果的・効率的で質が高い医療を実現する視点に基づき、回復期リハビリテーション病棟の質を評価する内容が盛り込まれました。
短い入院期間で、より高い治療効果を求められる内容となっています。
アウトカムの評価は以下の計算式で行います。
計算式で算出した値が基準の27を超えていると、治療効果が高いということになります。

①患者ごとの退院時FIM(運動項目)-入棟時FIM(運動項目)の点数を6か月分足した数

②患者ごとの「在棟日数」÷患者ごとの「疾患の状態に応じた算定上限日数」の数値を6か月分足した数

※FIM(機能的自立度評価法):コミュニケーションや社会的認知を含む、実際に日常生活で行っている動作を評価する方法。
評価項目は全18項目からなり、7段階で評価。
得点が高いほど自立度が高い。

◆当院 回復期リハビリテーション病棟 アウトカム評価の結果

期間 退院患者数 ①FIM(運動項目)の
差の総和
②在棟日数の
徐の総和
アウトカム評価の
結果
平成27年4月1日
~平成28年9月30日
96名 1839 40.87 44.99
※上記結果は、除外対象となる患者を除外しない数値となります。除外することで更に数値は向上します。

当院回復期リハビリテーション病棟では、患者さまが早期に在宅へ戻られ、退院後も安心、納得のいく生活を過ごすことができるよう、これからも患者さまやご家族さまと共に、職員一同励んでいきたいと思います。

回復期リハビリテーション病棟 スタッフ一同

 

医師

部長 太田光宣

学歴

三重大学 S56卒

所属学会

日本整形外科学会

認定等

日本整形外科学会専門医

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