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気管支喘息の管理 1 環境整備 |
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気管支喘息は病院の治療を受けていさえすればよいというものではありません。治療と同様に重要なのが、環境整備です。
気管支粘膜の炎症を抑える治療をしていても、炎症を増す要因が加わり続けていれば炎症はおさまりません。炎症を増す要因として最も重要なのが、ダニとハウスダスト(室内のホコリ)です。ダニ・ハウスダストは家にいる間中吸い続けるけるので、影響が大きいのです。特にダニ・ハウスダストが多いのは寝具です。寝ている間中(小さい子供では10〜12時間の長い間)、顔のすぐ近くにあるので大量に吸い込んでしまいます。したがって、寝具のダニ・ハウスダスト対策が最も大切で、かつ効果が期待できるといえるでしょう。フトン用の掃除機などもありますが、ダニを通さないフトンカバーを用いるのが最も簡単でしかも十分な効果があります。テイジンのミクロガードが荒木先生のお勧めです(日本アレルギー学会・国際アレルギー学会などでも有効性を確認する報告がなされています)。
カーペットにも大量のダニがいるといわれています。可能な限りカーペットの類は取り除きましょう。ホットカーペットも同様です。畳にも大量のダニがいますので、掃除機でしっかり吸いとってしまうことが必要です。カーテンや電灯の傘のほこりもよく掃除しておきましょう。
タバコの煙は気管支粘膜の敏感さを著しく亢進させます。絶対に避けなければなりません。線香や花火、キャンプファイヤーなどの煙も避けてください。
室内の空気を燃焼させる暖房も燃焼ガスに窒素酸化物や一酸化炭素など気管支粘膜の敏感さを亢進させる物質を出すので避けたいところです。暖房は石油・ガスならばFF式(外気を導入して燃焼させ室外に排気するタイプ)にして下さい。床暖房や電気が最もクリーンで理想的です。
新築の建材や、新しい家具から出るホルマリンも注意してください。新築する場合はホルマリンが出ない(少ない)ものを用いるよう注文しましょう。リフォームの場合もそうです。
空気清浄機は、ハウスダストの吸入量を減らすのに有効です。 室内で飼う動物もアレルギーのもとになりますし、動物がいるとダニ・ハウスダストが増えるので、避けましょう。
抗炎症剤が炎症を抑える力より、上記のような刺激が炎症を増そうとする力の方が大きいので、いくら治療をしても環境整備がきちんとなされなければ、気管支喘息は治る方向には向かいません。
環境整備は治療と同等に非常に重要なものなのです。
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