整形外科
診療方針
整形外科では骨折、脱臼などの一般的な外傷、関節や四肢の疾患、脊椎疾患、骨粗鬆症などの治療を担当しております。単純レントゲンの他、骨密度測定装置、マルチスライスCT MRIなど最新の機器を使用して診断し、手術療法から保存的治療まで幅広く最適な治療法を選択しております。外傷に関しては、侵襲が少なく早期の復帰が可能な方法を選択しています。
関節リウマチに対しては、従来の抗リウマチ薬だけでなく生物学的製剤による治療を取り入れております。関節鏡による滑膜切除術や人工股関節、人工膝関節の手術も行っております。
また脊椎疾患に関しては、専門外来を開いており各種神経ブロックや脊椎の手術も行っております。相談によりなるべく患者さんの希望にそえる治療をやっていこうと思っております。
当科は日本整形外科学会認定の研修施設でもあります。稀な疾患や難しい疾患は大学病院との連携により治療にあたっております。開業医院や接骨院との連携もありますのでご相談ください。
当院における関節障害の治療について
当院では、整形外科専門医・日本体育協会公認スポーツドクターである整形外科部長が率先して関節の障害に取り組んでいます。関節痛や関節の動きの悪さには必ず関節内に骨や筋、靭帯の異常が隠されています。その隠された原因を見つけ出し、それを取り除くことが関節外科の治療の基本と考えています。症状の軽いものは、サポーターやリハビリテーションで症状がとれることもありますが、数ケ月以上治療効果が認められないものは、同じ治療を続けず、別の治療に切り替えることが必要と考えます。
担当医は2000例を超える関節鏡の経験をもち、学会でも積極的に成果を発表しています。特に、足・肘・膝の障害の経験は特に多く、足関節の障害に対しての治療件数は国内でも他の追従を許さない経験を持ちます。
足関節の問題のひとつに、足底筋膜炎があります。これでお悩みの方も多いと思います。
多くの方は、温熱療法や鎮痛剤の投与を受けられていると思います。しかし最近の研究で踵や足底の痛みの原因がほかの場所にあることがわかってきました。かき氷を飲み込んだとき、のどが痛くならずに頭痛を経験された方も多いと思います。これが関連痛というもので、原因となる場所と痛みの出る場所が違うのです。足の痛みもこれに似たメカニズムがあり、足底筋膜炎の診断を受けた患者さんの多くは痛みの原因が別の場所にあることが多いのです。当院では初診時にCT等を用い、その日のうちに原因をつかみ極力早期の社会復帰を考慮しています。
また、膝関節の前十字靭帯損傷の治療にも高度な工夫を凝らしています。特に成長期のお子さんの前十字靭帯損傷治療には積極的に対処をしています。通常、成長期のお子さんの前十字靭帯損傷は手術の適応とされていません。これは切れた靭帯は縫うだけでは機能が戻らないため、再建術という成長軟骨を痛める手術が必要だからです。通常の再建術は成長後の足の長さが左右で違ったり、膝の変形が出現する可能性が高いのです。そこで、成長が止まるまで待って靭帯再建術を行うのが一般的な対処法です。しかし、強固なサポーターを使っても膝の不安定性は残ります。そして、切れた前十字靭帯損傷を成長が止まるまで放置しておくと半月板や軟骨が壊れて行きます。そして、靭帯再建をするころには軟骨のすり減りが限界に達していることもまれではありません。当院では成長障害の出現率が低い手技を用い、スポーツへの早期復帰ができるようお手伝いさせていただきます。
長期間関節の痛みでお悩みの方は、一度診察にお越しください。

